圧殺 御裏番闇裁き
日本歴史時代作家協会
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902円(税込)
本の説明
「芝居一座に身を隠した大御所家斉直轄の「御裏番」。
役者ならではの成りすましや、芝居小屋の絡繰りを駆使し、悪党を懲らしめます。
あっと驚く、豪快な舞台装置で容赦ない懲らしめ。
とことん潰したい悪党はいつの時代にもいるものです。せめて小説の中でぐらい、こてんぱんにやっつけたいものですよ。」
大金をせしめた騙り浪人を追って、吉原に潜伏した南町奉行所の影同心が殺された。奉行筒井政憲は、芝居小屋天保座こと「御裏番」に探索を指令。花形役者瀬川雪之丞が影同心のいた妓楼に入り込む。だが、吉原では小火騒ぎ、建物の崩壊、奉公人の失踪と事件が頻発し、遊廓は窮地に。暗躍する者の正体を摑んだ雪之丞らは、黒幕ともども葬る、とてつもない作戦を考える。