大和板紙は、色のついた厚い紙を造っている製紙会社です。
製品のほとんどは古紙を原料にした再生紙で、創業当初から紙ごみの資源化に取り組んできました。
私たちの紙が並製本書籍の表紙に使われるようになり、装丁家の皆さんに“なぜ私たちの紙を選んでくれたのか”を聞くと、カバー内側の見えなくなる部分にまで深いこだわりがあることが分かりました。
例えば、新聞記者の本には新聞古紙が、日本中を歩いた人の本には草の入った紙を使うなど、その思いが紙の本の魅力に詰まっていると感じています。
紙という素材がその魅力の一端を担っていることに誇りを持ち、多くの人にその魅力を知ってもらいたい。
棚の中でそのお手伝いができれば幸いです。